非日常のなかの日常

外出自粛から早1週間。買い物以外は外に出ない生活が続いているが、過去こんなにもキッチンに1日3回、規則正しく立つことがあっただろうか。

7時半に起床し、最低限の身支度を整えてからまずはその日のスケジュールとメールチェック。朝ごはんを食べながらコロナの話題で埋め尽くされたニュースを見、午前中の仕事をこなす。昼時になればまたキッチンに立ち、外出自粛のため自宅から発信されるポリティカルコメディーなんぞを見ながら昼食を食べる。特に予定がなければうっかり昼が長くなるため仕事を切り上げるのは5時をすぎることがほとんどだが、それでも夕食の支度をするのには余りある時間だ。昨日は白菜を刻みまくり、野菜餃子を3食×2名分包んだ。

スーパーは通常通り営業しているし、品薄だったパスタや缶詰類も少しずつ棚に並ぶようになった。生鮮食品も豊富なため自宅で思う存分料理ができるのは嬉しい。空港がほぼ閉鎖され、国境を越える列車やバスの多くがキャンセルとなり人の移動は制限されても、物流が止まらないのは本当に有難いことだ。

飲食店は全て閉鎖となっているが、配達に限っては開店が認められている。すでにキッチンに立つことに飽きてしまったわけではないが、この状況で店を開けている地元のレストランを応援するためにも、昼は配達を頼もうと話している。