初もの

この週末、今年の初もののホワイトアスパラを食べた。

初ものと言ってもオーストリアで収穫できるようになるのは4月の終わりから5月にかけて。これは輸入もので、値段もまだ高い。

日本と比べて季節の食べ物に乏しいオーストリアだが、ホワイトアスパラは全国民が楽しみにしているといっても過言ではない。写真は恐らく最もスタンダードでシンプルな食べ方、茹でたアスパラにビネグレットソースをかけただけ。

オーストリア産のホワイトアスパラが手頃な値段でスーパーでも買えるようになれば、クリームソースのパスタやおひたしを作るつもりだ。クリームスープもレストラン等でよく見かける人気のメニューでおいしいのだが、ホワイトアスパラの食感を潰してしまうのがもったいなくて家では作ったことがない。

それにしても、春の初ものを食べた週末からこっち、外は急激に冷え込んでしまった。今日はどんよりとした空に雪もちらつく。真冬に戻ってしまったような天気だが、外出制限などおかまいなしと公園に出て行った人々もさすがにこの天気では家にいることだろう。見廻りをする警察にとっては悪くない天気なのかもしれない。