祝日あれこれ

昨日復活祭について書いていて思ったが、移動祝祭日というのもまた、日本には馴染みのない習慣だ。イースターを祝う日が年によって違うのは知っている人も多いと思うが、オーストリアには他にも3つの移動祝祭日が定められている。

キリスト昇天日...復活祭から数えて40日目

聖霊降臨祭・五旬節...復活祭から数えて50日目

聖体祭...聖霊降臨祭の次の木曜日

毎年日付が移動するといっても、復活祭の日曜から数えるため残りの3つの祝日は常に木曜日、月曜日、木曜日と決まっている。週末に被らないように考えられているとは、(別にそれが目的ではないが)なんて素晴らしいシステム!

というのも、オーストリアには日本では馴染み深い振替休日というシステムがないのである。日付で定められている祝日、例えば建国記念日(10月26日)やマリア昇天日(8月15日)は年によって日曜日と重なってしまうこともあるが、そのときはあら残念、と言ってお仕舞い。

そんな悲しい日曜日の祝日にあたる度、「日本だったら連休なのに...」と思わずにはいられない。