ハムスター買い

有事に備えて食料品や生活用品を買い込むことを、ドイツ語でハムスター買いという。学校は全て閉鎖され、飲食店の営業は15時まで、企業にも可能な限り従業員のテレワークを推奨し他人との接触を最小限に抑えるよう呼びかけている正に非常時のこの状況で、のほほんとした雰囲気を持ったこのワードが私は好きだ。

買占めでスーパーが空っぽになると困ると思い、今日は午前中のうちに買い物に出た。いつもは金曜の午後、もしくは土曜の朝週末の買い物に行くことが多いため、この時点で私もコロナ騒動に踊らされているといえる。

思った通り缶詰やパスタの棚は空っぽだった。トイレットペーパー然り。

野菜や果物、乳製品は品薄ぎみではあったものの、スーパーによっては週末に近づくにつれ生鮮食品が品薄になるのは普通のことなので、まぁこんなところかといった感想。しかし人は多かった。来週からホームオフィスで家にいる時間が格段に長くなるため、昼食も作ることを考えて少し多めに食料品を買った。

いつも行く中国系スーパーも普段より人が多かった。ただしオーストリア人は中国から輸送されてきたものは汚染されていると考えているようなので、品薄になることはなく有難い。ウィーンでは手に入りにくい葉物の野菜が買えるため重宝している。パスタが買えなかったため、冷凍うどんと辛ラーメンを購入。

来週からもスーパーは通常通り営業する。今日どこにも見当たらなかった白菜とキャベツは来週買って、餃子を大量に包もうと思う。