熊葱

春が近づいてくるこの時期楽しみな食材といえば熊葱Bärlauch。
和独で調べたところ、日本語(?)ではラムソンというらしい...初めて聞く単語だが、フランス語だろうか。

にんにくのにおいがぷんぷんするこの熊葱が韮の代用品になるのだ。
餃子やチヂミに大活躍間違いなし。季節限定なので、手に入るときに食べたいだけ食べる。

この植物、わざわざスーパーで買わなくてもこの時期ウィーンの森等へ行けば摘み放題らしい。ハイキング好きな同僚は大量に摘んできてクリームスープを作ると言っていた。オーストリアではレストランでもよく見る人気のメニューだ。
しかし熊葱に似ていて、毒がある植物もある。君影草Maiglöckchenやチューリップ、Herbstlosen(再び和独で検索したら犬サフランと出ていた)がそうだ。特にチューリップと犬サフランは命に関わることがある。
もちろん自分でよく摘みに行く人は見分けがしっかりつくのだろうし、そういう人と一緒に行けば安心なのだが、私は植物に詳しくないし自分の目に自信が全くない。

春が近づき、気候も良くなる中熊葱を求めてのハイキングは楽しいだろうなと思いつつ、今年もスーパーでせっせと韮もどきを買うのだ。